こんにちは。
設計コーディネーターの植村です。
あっという間に10月になり、今年も残り3ヶ月となりましたね。
今月は、子どもたちの学習発表会もあるので、季節の変わり目、
体調管理にいつも以上に気をつけなければと思っています。
先日、「間取り学」の専門家の上田 康允先生の講演会に参加してきました。
「間取り学」とは、日本の間取りの歴史・現状や、導線・通風・
日照・騒音など、間取りを考える上で重要な事柄を学ぶ学問です。
「間取り学」は、その間取りがお客様にとって、よい間取りなのか
悪い間取りなのかを判断するものさしとなるのです。
とある調査では、家を建てた人の95%が、実際に住んだ後、間取りを
やり直したいと後悔しているとの発表があったそうです。
お客様にそのような後悔をさせないためには、どのような事を考えて
間取りの提案をすればよいのか、実例をまじえながらの講演で、
大変参考になりました。
昭和の頃までの日本は、男性が外で働き、女性は家を守るという考えが
普通でした。
家事は女性の仕事とされてきましたが、江戸時代~昭和の時代、家を建てる際に
いろいろ考えるのは、夫や実際に設計・建築する会社の社員(男性)で、
家の間取りは男性目線の男性の居心地のよい家だったそうです。
女性が家に居る時間が一番長く、家事をするのも女性なのに・・・。
平成に入り、女性の社会進出も進んで来ましたが、最近の住宅の間取りで
重視されているのは、女性目線の女性の過ごしやすい・使いやすい間取り
となりました。
実際、家事・育児をする機会が多いのは女性ですし、仕事や家事・育児と
忙しい毎日の中で、その家に住む女性が、いかに動きやすく過ごしやすい
間取りにするのかがとても重要になってきます。
私自身も、まだまだ未熟ではありますが、働きながら家事・育児とめまぐるしい
毎日を過ごしています。こうしたら使いやすそう、こうだったらいいのになぁなど、
自分の経験や失敗、理想など、いろいろな考えや思いもあります。
お客様の日常の生活スタイルを伺い、ご希望を取り入れながらも、建てた後の
生活の事も忘れずに・・・自分の経験や考え、思いも織り交ぜつつ、お客様に
後悔をさせない間取りを提案していけたらなぁと考えています。
本日も長文にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
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