坪単価と会社選びの真実

07坪単価と会社選びの真実

"坪単価"の真実とは?

家づくりを考え始めると、多くの方が気にするのが「坪単価はいくらですか?」という質問です。

そして、
・坪単価が安い会社=お得
・坪単価が高い会社=高い家
そんなふうに判断してしまう方も少なくありません。

ですが、結論から言うと、坪単価はほとんど当てになりません。なぜなら、坪単価という数字は「条件次第でいくらでも操作できる」からです。

坪単価が信用できない5つの理由

家の形状の違い

Point 01家の形状の違い

同じ延床面積でも、
・総二階の家
・1階が大きく2階が小さい家
・平屋
では、工事内容もコストもまったく違います。

特に平屋は屋根や基礎の面積が増えるため、坪単価は高くなりやすい傾向があります。つまり、どんな形の家を建てるかで、坪単価は簡単に変わるということです。

メーターモジュールと尺モジュールの違い

Point 02メーターモジュールと尺モジュールの違い

柱の間隔が
・メーターモジュール(1m)
・尺モジュール(91cm)
かによって、同じ間取りでも建物の大きさ自体が変わります。

実際、同じプランでも坪単価は6〜7万円程度簡単に差が出るケースもあります。坪単価が安い会社=お得、とは限らない典型例です。

延床面積と総施工面積の違い

Point 03延床面積と総施工面積の違い

坪単価の割り算の「分母」が、
・延床面積なのか
・総施工面積(ポーチ・吹抜・ベランダ等も含む)なのか
会社によって違います。

例えば、
総額1800万円
延床30坪 → 坪60万円
総施工40坪 → 坪45万円
同じ家なのに、表示される坪単価が15万円も違うことすらあります。「安いと思ったら、見積りは全然違った...」という原因の多くがこれです。

入口価格と出口価格の違い

Point 04入口価格と出口価格の違い

会社によって、
・仮設工事
・地盤調査
・申請費用
・外部配管
・照明・カーテン
・各種保証
などが 最初の価格に含まれていない ケースが多くあります。

これらの付帯工事費だけで150〜200万円前後かかることも珍しくありません。「本体価格〇〇万円」という表示は、あくまで入口の数字だと思ってください。

標準仕様とオプションの違い

Point 05標準仕様とオプションの違い

建材や設備にはすべてグレードがあります。
外壁・床・ドア・サッシ・キッチン・お風呂...
グレードが違えば、同じ家でも100万円単位で価格は変わります。

標準仕様が極端に低く設定されている会社は、
最初は安い → 打ち合わせが進むとオプションだらけ → 予算オーバー
という流れになりがちです。



「安さ」や「値引き」で
住宅会社を選んではいけない本当の理由
はじめての家づくり

家づくりは、建てて終わりではありません。
住宅ローンの返済に加えて、車、教育費、生活費...将来にわたってお金はかかり続けます。

だからこそ、最初に大切なのは「無理のない資金計画」です。それを後回しにする会社に任せると、結果的に無理なローンを組み、暮らしが苦しくなる可能性があります。
また、「安さ」や「大幅値引き」を強調する会社にも注意が必要です。不自然な安さには必ず理由があります。次は、なぜ「安い家」に注意が必要なのかをお伝えします。

家の価格は、次の3つで決まります。

  • 職人さんの手間
  • 家の材料代
  • 建築会社の利益

つまり、値引き=このどれかを削っているということになります。

  • 職人さんの手間が削られるとどうなるか?

    例えば100万円値引きされたとします。

    そのしわ寄せが職人さんに行けば、
    ・工期を短縮する
    ・作業を急ぐ
    ・丁寧さが犠牲になる
    といったことが起こりかねません。

    急いで作った家が、良い家になるはずがありません。

  • 材料代が削られるとどうなるか?

    建材にはすべてグレードがあります。
    ・見える部分(床・外壁・キッチンなど)
    ・見えない部分(断熱・構造材など)

    安い家の多くは、どこかでグレードを落としています。

    一方で、良い会社は「材料の質を落とす」のではなく、「仕入れ努力」でコストを下げようとします。これは、メーカーや業者との信頼関係、会社の姿勢の差です。

  • 建築会社の利益が削られるとどうなるか?

    利益が少ない会社は「薄利多売」にならざるを得ません。
    その結果、
    ・現場監督がいない
    ・経験の浅いスタッフが管理
    ・アフター対応が弱い
    ・最悪、会社が続かない
    というリスクが生まれます。

    家は「建てた後」の方がよほど長い付き合いになります。きちんと利益を出している会社でなければ、長期的なサポートはできません。

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値引きや安さには、必ず理由があります

・不自然に安い
・簡単に大きな値引きをする
・価格ばかりを強調してくる

こういう会社は、どこかで必ず"何か"を削っています。そしてそのツケは、建てたあなた自身に返ってきます。

住宅会社選びで本当に大切なこと

住宅会社選びで本当に大切なこと
  • 無理のない資金計画を最優先してくれるか
  • 価格の中身を正直に説明してくれるか
  • 安さではなく「バランス」を考えているか
  • 長く付き合う覚悟がある会社か

良い会社には、良い職人さんと良い協力業者が集まります。
それが、結果として「良い家」になります。

価格だけで判断せず、「考え方」と「姿勢」で住宅会社を選ぶこと。
これが、後悔しない家づくりのいちばん大切なポイントです。

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