2026年1月15日

土地探しの落とし穴

05土地探しの落とし穴

土地探しは意外と「見えないお金」がかかる

いい土地探しのコツ

土地探しを始める前に、必ず知っておいてほしい大切なことがあります。

それは、土地は「表示されている価格」だけでは買えないということです。実際には、さまざまな費用が別途かかります。
ほぼすべての土地で必要になる費用にはこんなものがあります。

仲介手数料土地の仲介をしてくれた不動産屋さんに支払う手数料。(最大で土地代金の3%+6万円に消費税を乗じた金額)
所有権移転登記費用土地購入時に登記変更。
固定資産税の清算金前払いしてある固定資産税を引渡しの日を境に日割り計算し、売主さんに支払い。※地域によっては都市計画税も別途でかかります
水道加入金市町村に支払う水道メーター設置や水道の使用権利金。 ※市町村によって指定の水道管口径が異なるので、水道課にて確認が必要。
境界基礎工事代金分譲地の場合であれば、隣との境に作るブロックやフェンスの基礎費用。(隣と折半が多い) 隣との境に境界がない場合は設置しなければいけないこともあるので、土地購入時には要チェック。
いい土地探しのコツ

土地の条件によっては、さらに次のような費用が発生します。

排水負担金地域によっては排水許可をもらうため
水道引込工事費敷地内に水道が入っていない場合
造成工事費土地の高低差がある場合
土の入替え・地盤改良費元が畑・田んぼの場合など

これらは現地を見てみないと分からないケースも多いため、「安い土地」に見えても結果的に高くつくことが少なくありません。

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目に見える価格に囚われない

大切なのは土地代から探すのではなく、土地にかけられる総予算から逆算すること。 これらの諸費用をすべて差し引いたうえで、初めて「本当に買える土地の価格帯」が見えてきます。

これを無視して土地を決めてしまうと、「建物の予算を削ることになる」「追加で借入を増やすことになる」といった、本末転倒な結果になりかねませんので注意しましょう。



「日当たりの良い土地」には落とし穴がある

いい土地探しのコツ

家づくりを考え始めたとき、多くの方が「せっかくなら日当たりの良い土地を買いたい」と思われるのではないでしょうか。

一般的に「日当たりが良い土地」と言われるのは、
"南側が道路に面している「南側道路の土地」"です。

確かに、南側に建物が建ちにくいため、明るく開放的な家が建てられそうに見えます。
しかし、実はこの「南側道路の土地」には、2つの大きな落とし穴が潜んでいます。

返済額の基準ポイント

  • 価格が高く、手に入りにくい

    南側道路の土地は、誰もが「良さそう」と感じるため、非常に人気が高いのが特徴です。

    その結果...
    ・価格は周辺相場より割高になりやすい
    ・良い条件の土地ほど、広告に出る前に売れてしまう
    ・出会えても、価格交渉の余地はほとんどない
    ・即決を迫られるケースも少なくない

    つまり、土地に予算をかけすぎてしまうリスクが高いのです。
    そうなると、建物にかける予算が削られたり、住宅ローンが増えて将来の暮らしが苦しくなることもありえます。

  • 人目が気になり、
    結局カーテンを閉めた家になる

    もうひとつの落とし穴は、日当たりは良いのに、落ち着いて暮らせない家になってしまうことです。

    南側が道路の土地では、南に大きな窓を設けた明るいリビングをつくるのが一般的です。完成前は「日差しがたっぷり入る気持ちのいい家」を想像するでしょう。
    しかし実際には、道路を通る車や人の視線が常に気になる環境になります。その結果、視線を遮るためにカーテンを閉めっぱなしになり、せっかくの明るさを活かせない暮らしになってしまうケースは少なくありません。

    住む前は開放的に見えた家が、住み始めると昼間でも薄暗く、風通しも悪い家に変わってしまう...。これでは、高いお金を出して日当たりの良い土地を選んだ意味が分からなくなってしまいますよね。

土地に「完璧」を求めない

いい土地探しのコツ

南側道路の土地が悪いわけではありません。
ただし、設計の工夫なしではその良さは活かせないということです。

そして何より大切なのは、「どんな土地にもメリットとデメリットがある」という前提で、土地に完璧さを求めすぎないことです。

土地の条件だけで判断するのではなく、
「その土地で、どんな暮らしができるか?」
「設計の工夫で、欠点をどう補えるか?」
ここまで含めて考えることが、後悔しない土地選びのコツなのです。

家づくりにおける諸経費の話

04家づくりにおける諸経費の話

家づくりにかかる「諸経費」とは?

家づくりにかかる「諸経費」とは?

家づくりでは、建物代・土地代以外にも必ずかかるお金があります。それが、いわゆる「諸経費」です。

諸経費とは、主に次の3つを指します。

  • ①住宅ローンに関する費用
  • ②火災保険・地震保険料
  • ③登記費用

これらは 必ず別枠で予算取りしておく必要がある費用です。

①住宅ローンに関する費用

住宅ローンにかかる諸経費は、どの銀行・どの商品を選ぶかで大きく変わります。

  • 一般的な地方銀行

    • 印紙代
    • 事務手数料
    • 保証料
    • つなぎ融資手数料
    • つなぎ融資金利
  • フラット35

    • 融資手数料
    • 印紙代
    • 団体信用生命保険料
    • つなぎ融資手数料
    • つなぎ融資金利
家づくりにおける諸経費の話

同じ固定金利選択型の住宅ローンだったとしても、銀行や借入れする人によって条件が違ってきます。

また、
・土地を自己資金で買うのか
・先に土地をローンで買うのか
によっても、つなぎ融資の有無や費用は変わります。

つまり、「ローン諸経費はいくら」と一概には言えず、借り方次第で大きく差が出る ということです。



②火災保険・地震保険

火災保険・地震保険

火災保険は「入り方」で金額が大きく変わります。
火災保険には、主に次の選択肢があります。

・建物のみ補償するか
・家財(家具・家電)まで補償するか

もちろん、家財まで入れると保険料は上がります。

さらに、
・火災のみ
・風災・雪災
・水災(浸水・洪水)

など、補償範囲をどこまで広げるか によっても金額は変わります。最近は水災リスクも増えているため、ハザードに問題なさそうな土地でも、水災を付ける方が増えているのが実情 です。

一番金額に影響するのは「建物の構造」

一番金額に影響するのは「建物の構造」

意外に思われるかもしれませんが、火災保険の金額を一番左右するのは建物の構造です。

木造住宅は、
・耐火構造(T構造・省令準耐火構造)
・非耐火構造(H構造)
の2つに分かれます。この違いだけで火災保険料は約60%も変わることがあります。

例えば、2000万円の建物の場合(あくまで目安ですが)
・耐火構造:10年で約15万円
・非耐火構造:10年で約35万円
→ 約20万円もの差が出ます。

ですから、住宅会社の標準仕様が「耐火構造」なのかどうかは必ず確認すべきポイントです。

地震保険の5つの重要ポイント

地震保険の5つの重要ポイント

地震保険については、次の5つを覚えておいてください。

1. どこの保険会社で入っても、条件・補償内容は同じ
2. 火災保険に入らないと、地震保険だけでは加入できない
3. 最長5年更新(1年更新も可)
4. 耐火構造か非耐火構造かで、保険料が大きく変わる
5. 補償は「建物価格の最大50%まで」

つまり、2000万円の家が全壊しても最大で1000万円までしか出ません。
地震保険は、「建替え資金」ではなく当面の生活再建のためのお金と考えておくのが正解です。

③登記費用

はじめての家づくり

現金で家を建てる場合は省略できるものもありますが、住宅ローンを使う場合、登記はほぼ必須になります。 主に次のような登記があります。

所有権移転登記土地を買った時に名義を売主から買主に移すための登記 (土地から買って家づくりをする方は必要)
建物表示登記新築したときに構造や面積、敷地との関係を示す登記 (住宅ローンを借りて家を建てる方全てに必要)
建物保存登記新築した家が自分の持ち物であるということを第三者に示すためする登記 (住宅ローンを借りて家を建てる方全てに必要)
抵当権設定登記融資した銀行が土地や家を担保に入れたことを第三者に示すための登記 (住宅ローンを借りて家を建てる方全てに必要)
建物滅失登記建替えするにあたり、もともと建っていた家を取り壊したことを証明するための登記 (古い家を取り壊して家を建てる方は必要)
地目変更登記畑や田んぼなどの農地であったり、雑種地といった宅地以外の土地を宅地に変更するための登記 (宅地以外の地目の土地の上に家を建てる全ての方に必要)

土地から買うのか、建替えなのかによって、必要な登記の種類と費用は変わります。

諸経費を把握して、初めて「本当の予算」が見えてきます

・これらの諸経費
・新居用に購入する家具・家電
・引越し代
・地盤改良費
など、家づくりでは土地や建物以外にも別途これらの費用がかかります。

それらをすべて差し引いた残りが、「土地と建物に使える本当の予算」です。ここまで整理できて、初めて安心して土地探し・プラン作りに進めます。

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